21st International Conference on Arabidopsis Research
Yokohama Japan
June 6 - 10, 2010 Pacifico Yokohama

市民公開講座 / Yokohama Citizen Open Seminar


ICAR2010 Organizing Committee is very happy to announce that Yokohama

Citizen Open Seminar will be held on June 8 (Tue). Sorry that the seminar will be held in Japanese.


国際シロイヌナズナ研究会議は、1980年代より毎年開かれてきました植物研究全体に大きなインパクトをもたらす重要な会議です。この度、日本で初めて開催されることになりました。会議では世界を代表する植物学者が講演をし、世界中からすでに1000人を越えて植物研究者が参加登録をしており、活発な討論が行われます。 
その中で、一般の方々向けに、私たちの食をつかさどる植物がどのように研究されているのか、市民公開講座を開催致します。ご興味のおありの方は是非ご参集ください。


チラシ(PDF2ページ)のダウンロードはこちらから

開催情報

市民公開講座

食のルーツを探る -ゲノムでわかるコムギとイネー

Seek the origin of foods -wheat and rice-


講演要旨と講師の紹介

荻原 保成 先生


1974年:京都大学農学部農林生物学科卒
1980年:京都大学大学院農学研究科博士課程満期退学
マックスプランク分子遺伝学研究所研究員を経て
1986年: 横浜市立大学木原生物学研究所 助手
現在: 横浜市立大学木原生物学研究所 教授

ゲノムって何だろう
ー木原均とコムギのゲノム分析―


 ゲノムは、生物がその生命を営む遺伝情報のセットと定義されています。故木原均博士は、20世紀の前半に異なる染色体数をもつコムギの雑種における染色体の行動を詳細に分析することによりゲノムの概念を確立しました。木原博士は、ゲノム分析の手法を応用し、栽培コムギの起原を明らかにしました。20世紀の中頃、遺伝子の本体がDNAという化学物質であることが証明され、21世紀になって、ヒトをはじめとするいくつかのモデル生物で、DNAの塩基配列を解読することにより、ゲノム全体の遺伝情報が解明されています。木原博士がコムギ染色体を観察することにより行った古典的ゲノム分析からDNAを取り扱うゲノム解析への発展についてお話し、ゲノムについての考え方(ゲノム学)の歴史を紹介します。

井澤 毅 先生


1986年:東大理学部物理学科卒
1988年:東大理学系大学院修士課程修了
1988-1994年:(株)植物工学研究所研究員 (うち、1990-1992 アメリカ、ロックフェラー大学 客員研究員)
1994-2001年: 奈良先端科学技術大学院大学 助手
2001年-現在:(独)農業生物資源研究所
植物科学研究領域&基盤研究領域 上級研究員

イネって、どこから来たの?
ーDNA上に残されたイネの記憶をたどって―


 日本人はいつからおコメを食べているのだろうか?日本にいつ稲作が渡来したのかを調査した研究は多く存在するが、ほとんどは、遺跡解析からの知見で、約1万年前に、中国の長江下流域で、イネの栽培が始まり、日本に伝わったという説が現在有力だそうである。

 僕ら、いまどきの生物学者は、遺伝子の本体であるDNAの配列情報を日常的に扱っている。DNAというのは、親から子に遺伝する遺伝物質の本体で、ときどき、変化はするものの(突然変異)、正確に子孫に伝わることでよく知られている。ある日、DNA上に、栽培イネの起源に関する情報が残されているのではないだろうか?とひらめいた。そこで、アジア各国のイネのDNA鑑定を行った。すると、起源は、もしかすると東南アジアかもしれないことを示す結果が出てきた。

 この市民講座では、イネのDNA鑑定から、栽培の起源に迫る話をしたいと考えている。

 

市民公開講座に関するお問い合わせ

(独)理化学研究所横浜研究所植物科学研究センター
植物ゲノム機能研究グループ
ICAR2010市民公開講座担当
E-mail: icar2010@psc.riken.jp
Tel: 045-503-9625

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